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zoom RSS ドキュメンタリー『解放記念日』、北朝鮮で演奏した欧州初のロックバンド

<<   作成日時 : 2017/12/10 23:15   >>

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 『解放記念日』(Liberation Day、2016年)は、スロベニアのロックバンド、ライバッハ(Laibach)が平壌で初めてハードロックを披露した2015年の解放記念日を記録したドキュメンタリー。もともと物議をかもしていたロック・バンドがきちんと外交手段を駆使し、平壌の人々と交流する過程がカメラにおさめられていて見ごたえがあるので、簡単に紹介する。

 ライバッハは80年代、ドイツを思い起こさせるバンド名と全体主義的な舞台装置で、客席を故意に混乱させることで有名になった。だが彼らはこれをファシズムへのパロディと説明している。ノルウェー人の監督、モーテン・トラーヴィク(Morten Traavik)は、このバンドを北朝鮮の解放記念日で演奏させるべく準備した。訪問前のバンドメンバーの印象は、「こわい」、「ちがう惑星みたい」というものだったが、平壌に到着し、つきっきりの通訳といっしょにたったの2日間で舞台を準備するうちに、 現地の人々になじんでゆく。とはいえ、歌詞の内容や舞台美術の細部まで、すべてにチェックがはいる。この過程をバンドのメンバーに辛抱強く説明し、体制側とも交渉するスタッフの熱意はすごい。

 結局、西欧のロックを初めて聞いた北朝鮮の人々は、びっくりしながらも礼儀ただしくスタンディング・オベーションをする。「アリランの歌」をライバッハがアレンジし、地元のコーラスといっしょに演奏する趣向もなかなかいい。日ごろはベールに包まれている一般人の表情が美しく撮影されているなど、いろいろ発見のあるドキュメンタリーだ。

 日本ではまだ発売されていないが、アマゾンの英国サイトからダウンロードして購入できる。
https://www.amazon.co.uk/Liberation-Ugis-Olte-Morten-Traavik/dp/B0747R5DLG/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1512911084&sr=8-2&keywords=liberation+day

 以下はニューヨーク・タイムズの映画評。動画も入っている。
https://www.nytimes.com/2017/10/18/movies/liberation-day-review-north-korea-documentary.html

 以下は公式トレイラー。



 

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