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zoom RSS 『ロマ&シンティ交響楽団』ドキュメンタリー放映中

<<   作成日時 : 2017/01/27 01:39   >>

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 世界中に二つとないオーケストラ、“ロマ&シンティ・フィルハーモニク“。すべての団員がシンティとロマであり、プロフェッショナルな訓練を受けた演奏家集団なのだ。彼らはしばしば差別され、 因習と闘い、排除されたり無視されたりしてきた。DW(ドイッツェ・ヴェレ)の最新ドキュメンタリーがその素顔に迫る。

 ロマの演奏家たちは言う、「音楽は心の故郷だ」、「バイオリンと共に生きている」、「日常に音楽がないロマの家庭は存在しない」と。過去においては、ハンガリーの文化やフランツ・リストの音楽に多大な影響を与えたロマとシンティの音楽家たち。21世紀になってやっと、普段は各々の地域で演奏しながら生活している彼らが集り、恒久的な交響楽団を設立すべく努力を始めた。それを今、ドイツの外務省が支援している。

 中心人物である指揮者のリカード・サヒティ(Ricado Sahiti)は旧ユーゴスラビアのコソボで生まれ、ベルグラードで音楽教育を受けた。だがコソボ戦争が終わった1999年、一万人のロマが追放され、サヒティも故郷を去らなければならなかった。その迫害は、ホロコースト以来最悪の悲劇的出来事といわれている。以来、ロマは非常な貧困のなかで生きている。そしてもとはヨーロッパの音楽に多大な影響を与えた集団が、路上のミュージシャンという画一的なイメージに押し込められてしまった。

 ウィーンで名を馳せたバイオリニスト、ヤノシュ・ディハリを祖父にもち、『アウシュビッツ鎮魂歌』を作曲したロジェール・モレノ(Roger Moreno Rathgeb)も、楽団の発展にむけてサヒティと協力しあっている。今でこそ”シンティとロマの国家社会主義による犠牲者のためのメモリアル”ができているが、彼らに対する迫害が社会的に認知されるまで20年の歳月がかかったのだ。DW(ドイッツェ・ヴェレ)が制作した最新のドキュメンタリーでは、リストのハンガリー狂詩曲を背景音楽に、クラシック音楽界におけるロマとシンティの差別に対する最新の闘いが取材されている。インターネットで昨日から放映が始まったので、以下にリンクを張る。ドイツ語だがナレーションは英語である。(カラー:42分30秒)
http://dw.com/p/2WO0z


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